
カキヤフミオ
9/209/21
13年前、30年弾き続けたクラシックギターを封印し、演劇の裏方に。あと、7年前から渋谷警察の前で踊り、2年前に俳優デビュー。
「アニエスとラシィナ」は、コロナ禍の絶望の中で書いたテキストを基に、昨年11月から毎月のように上演しています。今回、広いスペースなので、とっても楽しみ〜!
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届いた感想
空き缶の音、糸電話の音、目隠しした時の手探り、上に張り巡らせた糸、スーパーボウル、など、テキスト以外の部分が語ろうとしていたことがかえって印象に残りました。
最後の怒りというか、やるせなさを爆発させた箇所が良かったです。
自分が書いたテキストだとどうしてもその意味やコンセプトそのものを伝えようとしてしまいそうなところを、カキヤさんは別の意味を持った身体や物を差し込むことによって、作家でありつつも、舞台上に立っている時はテキストに拮抗しようとする(別人格の)出演者であるように見えるのが面白い。正直、見えているものと(かろうじて)聞こえているものがどのように関係を取り結んでいる/ないのかは判然としないのだけれど、今日の私にとっては終わりがよかった。宙を舞うスーパーボールの星座。ひとつだけ空中の糸に引っかかってそれを見る私たち。赤テントよろしく上がるシャッター。花火がわりの大雨。それらがどこかで噛み合って、感動的だった。